集中戦略という病い

うちの事務所はコンサルタント業務はやらないことに決めている。

なぜなら経営者ではない職員が社長のコンサルタントになれるとは思えず、

仮になれるとしてもすさまじいまでの教育コストと人材流出リスクを抱えてしまい、

結果として儲からないからだ。

ただし、なんとかコンサルタント業務とうたうことで、

何もわからない優秀な人材を確保できる可能性がある、

というメリットはあるかもしれないと最近では思っている。

そんな事務所の所長である私も、

当然お客様と経営者同士の話をすることがあって、

たまにどういう戦略なのか聞かれることがある。

語ると決まって集中戦略ですか?

と言われるので即座に全く違いますと答えている。

ターゲットへの集中戦略を採用すると売上は伸びない。

なぜならターゲットとしている市場が狭まるからだ。

売上を伸ばしたいのでそんなことはしていないし、

そもそもそんな戦略はないとポーターも言っている。

市場を広く取るか狭く取るかの選択は当然あるが、

経営者がなすべきは差別化なのである。

差別化をせずにターゲット集中をしてしまうと、

当然売上が落ちるだけだ。

まずは差別化が大事。

差別化できる市場が大事ともいえる。

そして差別化は2種類しかない。

これが出来ていない企業はどうやってもどうあがいても伸びない。

たまたま売上が伸びたところで利益は出ない。

コンサルタントやらない事務所 所長より

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この記事を書いた人

独立開業支援専門 税理士・社会保険労務士・行政書士
飲食店・美容室・整骨院・建設業・製造業の開業がうまくいくよう日々奮闘中

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