差別化戦略のうち、
「買い手のコストを下げる」と、
「買い手にプレミア感を提供する」
とは何かについて書いてみたい。
まず、
一.「買い手のコストを下げる」
1.買い手のコスト(費用)を下げる(買い手にお金をもたらすも含む)
同じ商品・サービスなら安い方がいい(キャッシュバックあったほうがいい)。
2.買い手にかかる時間を減らす(待ち時間が短いも含む)
商品・サービスを利用することで買い手にかかっていた時間を減らすということだ。
この場合、かかる費用に対して、時間を減らすボリュームに、
メリットがないと当然選ばれない。
次に、
二.「買い手にプレミア感を提供する」
これは、ブランド物を購入する場合を想像してもらえばよい。
例えば、車で言うならベンツやフェラーリ等の車は高いが所有することで、
プレミア感(所有欲を満たす満足感)が得られるはずだ。
中小企業で言うならば、飲食店や美容室、旅館などは、
こちらを狙うべきかもしれない。
もしくは圧倒的な技術を持つ製造業など。
ただしこれを狙うには、ターゲット顧客層に対して、
圧倒的な知名度、ブランド力が必要だ。
自ら違いを説明しないと通じないのではプレミア感は難しい。
一、二が出来ていないと差別化は出来ない。
そのため、どの土俵で戦うかにもよるが、
中小企業の場合、一になる方が多いかと思う。
三.最後に大事なこと
一とニは二律背反、トレードオフということだ。
どっちかしか選べない。
自社がシンプルかつ論理的で正しい戦略になっているか、
現在の市場、競合を見て今一度確認すべきだろう。
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